タイ人の考え方

はじめに

今回はタイ人の考え方について書かさせていただきます。私のこれまでのタイ人とのやりとりの中で感じた事柄です。

「それは違うよ」と思われる方もいらっしゃると思います。主観的要素が強い内容となっています。ご理解の程よろしくお願いいたします。

線で捉える

タイ人は物事を線で捉えているようです。

わかりやすい例はタイ人の道順の記憶方法です。

日本人だと頭の中に地図を思い浮かべて道順を記憶するのですが、タイ人は出発地点から到着地点までを一本の線として捉えて、「まずは真っ直ぐ進んで、3番目の交差点を右に曲がり、また真っ直ぐ進んで、橋をわたり、橋を渡り終えたら左に曲がり......」という具合に記憶しているようです。

どうもタイ人は平面や立体で考えるのではなく線で考えているようなのです。

この考え方は道順だけでなく、店舗の商品の配置、在庫品の収納、それだけではなく物事の捉え方全般に及んでいます。

バスの路線について

タイ人は物事を線で捉えていると考えると理解できることのひとつにバスの路線があります。

バンコクのバスの路線は複雑に絡み合っています。おそらくバスの路線は地図上で考えられたものではなく、一本一本の線上で考えられた路線の集大成です。だから日本人がその路線を地図上で考察すると重複した区間や反対に空白となっている地域が規則性なく並んでいるよう感じられるのです。

タイ人の考え方

普段、タイ人は温厚ですがキレやすいとも言われます。タイ人がキレる時は多くの場合、やらなくてはならないことが同時に複数になった時です。物事を線で捉えるタイ人にとっては2つ以上のことがらを同時進行させるのは難しいです。

タイ人にとって頭が良いということは発想よりも記憶力が重視されるよう感じられます。物事を線で捉えるということは図形や立体で捉え、さまざまなものごとをそれに当てはめて答えを出すのではなく、ひとつひとつの事例を全て記憶する必要があるからです。

タイ人の記憶力はかなり高いです。4、5年前に数回行った飲食店の店員が自分のことを覚えていて驚くことが度々あります。おそらくですがタイの教育は記憶力を高めるよう設定されているのでしょう。

タイのお守りプラクルアンの目利きをする方も記憶力が勝負です。さまざまなプラクルアンの特徴を記憶しそのプラクルアンが本物か否かを判断します。

終わりに

タイ人は日本人と同じく中国の影響を受けながら暮らしてきた同じアジア人ですが、やはり発想の根幹には違いがあります。どちらが良いというのではなく、親日国のタイの方々とお互いその違いを活かして発展していければと強く思います。

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