ここはどこ
以前、夕方バンコクで思いつくまま街歩きをしていて自分がどこにいるかわからなくなってしまったことがあります。
日が暮れてきて、人影はまばら、財布の中にはタクシーに乗れるだけのお金はなく不安は一層強まりました。
ここはタイ人に聞くしかないと意を決して、覚えたてのタイ語で
セブンイレブンの前に屋台を出していた女の子に「ティー ニー ティーナイ?」(ここはどこ?)と言い地図をみせました。
すぐに「ここよ」と教えてらえると思っていたのですが、その女の子は「**!!??」(何を言ったかは不明)と言いパニックになりました。
その女の子はセブンイレブンの店内から店員をつれてきて地図を見せたり、ビールの王冠で将棋をしているバイタクの兄ちゃんに聞いたりとちょっとした騒ぎになりました。
最終的にはタイ人5.6人で地図を囲んでみんなで考えこんでしまいました。
どこに行きたいんだ
膠着状態がしばらく続いたのですが、その中の一人がこう言いました
「ヤーク パイ ティーナイ?」(どこに行きたいんだ?)
私は「カオサン クラップ テー マイ コイ ミー ングン」(カオサンです。 でもお金があまりありません。)と答えました。
するとバイタクの兄ちゃんが「OK OK フリー フリー」(OK OK ただ ただ。)と言ってただでカオサンまで送ってくれることになりました。
コンタイ ジャイディー
それから、その場に集まっていた人達みんなでプラスチックのコップに入った安酒を一緒に飲み、よく分からないつまみを食べること1時間ぐらい、楽しい時間を過ごした後、カオサンまでただで送ってもらいました。
「コンタイ ジャイ ディー」(タイ人はやさしい)ってこんなことなんだなぁと思いました。本当にいい思い出です。でも結局、地図の読めるタイ人はいませんでした。
タイ人は地図が苦手
後日、この日のことをチュラの先生に話し「タムマイ コンタイ マイ カオジャイ ペーンティー ナ クラップ?」(なぜタイ人は地図が読めないのですか?)と聞いてみたところ「プロ ワー コンタイ マイ リアン ペーンティー ナイ ロンリアン カ」(タイ人は学校で地図を習わないからです。)と答えてくれました。
私の苦手
最近はグーグルマップの普及で地図を読めるタイ人の方が増えているようですが、それでも、やはり地図は苦手です。
ちなみに私は「この道をまっすぐ進んで、三つ目の十字路を左に曲がり、そこからまたまっすぐ進んで、突き当りを右に曲がり、橋を渡る........」というタイ方式の道案内は苦手です。
ありがとうございました
最後までご覧いただきありがとうございました。